科学

『どうすれば「人」を創れるか』を読んだ

9月の学会シーズンが終わった。今年は2週連続で2つの違う学会に参加したので、体力のない私は随分と疲れた。しかし何はともあれ終わったので、そろそろ9月に読んだ本の感想を書いておかねば。というわけでまずはこれ。 どうすれば「人」を創れるか―アンドロ…

『錬金術大全』を読んだ

かのアイザック・ニュートンが、後年、錬金術に入れ込んでいたというエピソードを知って以来、錬金術には興味を持っていた。現代では全く否定されている研究分野だけれど、あのニュートンが入れ込むくらいだから何らかの科学的正当性があったのではないかと…

『フタバスズキリュウ もうひとつの物語』を読んだ

先週、Amazonから届いて、帰りの電車で読みだしたら止まらなくなり、寝る前の時間を利用してその日のうちに読み終わってしまった。 フタバスズキリュウ もうひとつの物語 作者: 佐藤たまき,かわさきしゅんいち 出版社/メーカー: ブックマン社 発売日: 2018/0…

『細胞内共生説の謎』を読んだ

研究に教育に、一般向けの本の執筆にと大活躍の佐藤直樹先生の最新作は、葉緑体の細胞内共生について、その研究の歴史と最新成果をまとめた本。 細胞内共生説の謎: 隠された歴史とポストゲノム時代における新展開 作者: 佐藤直樹 出版社/メーカー: 東京大学…

『いのちを”つくって”もいいですか? 生命科学のジレンマを考える哲学講義』を読んだ

後期に「生命と科学の倫理」なる講義シリーズを一部受け持つことになっているので、書籍部で見かけてこんな本も読んでおいたほうがいいかなと思い買ってみた。 いのちを“つくって"もいいですか? 生命科学のジレンマを考える哲学講義 作者: 島薗進 出版社/メ…

『生命、エネルギー、進化』を読んだ

生協の本屋で買って、しばらく寝かせてあったこの本。 生命、エネルギー、進化 作者: ニック・レーン,斉藤隆央 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2016/09/24 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (8件) を見る ニック・レーン三作目は、膜で囲まれ、D…