2020-01-01から1年間の記事一覧

『科学哲学へのいざない』を読んだ

近所の書店でたまたま見かけて、「あれ?あの(東大教養学部にいらした)佐藤直樹先生?同名の別人?」と手に取ったら「あの」佐藤直樹先生だった。 科学哲学へのいざない 作者:佐藤直樹 発売日: 2020/07/18 メディア: 単行本(ソフトカバー) ちょうど準備…

『湖の男』を読んだ

学生さんに教えてもらった、アイスランドのミステリ。 湖の男 エーレンデュル捜査官シリーズ (創元推理文庫) 作者:アーナルデュル・インドリダソン 発売日: 2020/03/19 メディア: Kindle版 学生さんがおすすめしてくれたのは二作目の『緑衣の女』だったのだ…

『「役に立たない」科学が役に立つ』を読んだ

夏の間に生協書籍部で買っていた本。確かツイッターでも少し話題になっていたんだよな。 「役に立たない」科学が役に立つ 作者:エイブラハム・フレクスナー,ロベルト・ダイクラーフ 発売日: 2020/07/29 メディア: 単行本 プリンストン高等研究所(Institute …

『三体』『三体II』を読んだ

SF

もう一ヶ月以上前に読み終わったのだけれど、特に『三体II』は、未だに折りに触れ思い出しては陶然としてしまうくらい、異様に面白かった。すごい読書体験だった。 三体 作者:劉 慈欣 発売日: 2019/07/04 メディア: Kindle版 三体Ⅱ 黒暗森林(上) 作者:劉 …

『35の名著でたどる科学史 科学者はいかに世界を綴ったか』を読んだ

近所の図書館で見かけ、そう言えば後期の講義で科学史の話するから、ブラッシュアップのためにまた勉強しないとなーと考えつつあまり期待せずに借りてみた・・・のだが、これがめちゃくちゃ面白かった。 35の名著でたどる科学史 科学者はいかに世界を綴った…

『翻訳がつくる日本語 ヒロインは「女ことば」を話し続ける』を読んだ

翻訳における「女ことば」について考える機会があり(どんなきっかけだったのかは忘れてしまった・・・が、おそらく北村紗衣先生のツイート関連だと思う)、これまたどんなつながりだったのか忘れてしまったけれど、この本の存在を知って読んでみた。 翻訳が…

『プルトニウム・ファイル』を読んだ

『ワン・モア・ヌーク』についてのレポートを書くために読んでいたのだが、これが予想外に長い本で(Kindleで買ったので厚みがわからないまま読んでた)、内容のヘビーさも相まってなかなか一気に読めず、やっとさっき読み終わったところ・・・(つまり先に…

『ワン・モア・ヌーク』を読んだ

SF

今年2月頃読んだ本。 ワン・モア・ヌーク (新潮文庫) 作者:太洋, 藤井 発売日: 2020/01/29 メディア: 文庫 以下の文は、仕事で学生さんに見せるレポート例として書いたものなのだが、記録としてこちらにも載せておく。 あらすじ 2015年から2017年にかけて、…