SF

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読んだ

私のTLではかなりの話題になっていた、アンディ・ウィアーの新作。私は小説はほとんど文庫本でしか買わないのだけど、これは文庫になるのが待てなくて単行本で買ってしまった。 プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 作者:アンディ ウィアー 早川書房 Amazon …

『男たちを知らない女』を読んだ

「男女ともに感染するが、発症するのは男性のみ。発症したら9割の確率で死ぬウイルス感染症」が流行し、男性がほぼいなくなってしまう社会を描く近未来SF小説。 男たちを知らない女 (ハヤカワ文庫SF) 作者:クリスティーナ スウィーニー=ビアード 早川書房 A…

『日本SFの臨界点 [怪奇篇] ちまみれ家族』を読んだ

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ここしばらくSF読んでないなあ、と本屋でハヤカワ文庫を物色中に見つけ、購入。 日本SFの臨界点[怪奇篇] ちまみれ家族 (ハヤカワ文庫JA) 発売日: 2020/07/16 メディア: Kindle版 こちらの「怪奇篇」と「恋愛篇」の2つがあったのだが、とりあえず怪奇篇を…

『三体』『三体II』を読んだ

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もう一ヶ月以上前に読み終わったのだけれど、特に『三体II』は、未だに折りに触れ思い出しては陶然としてしまうくらい、異様に面白かった。すごい読書体験だった。 三体 作者:劉 慈欣 発売日: 2019/07/04 メディア: Kindle版 三体Ⅱ 黒暗森林(上) 作者:劉 …

『ワン・モア・ヌーク』を読んだ

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今年2月頃読んだ本。 ワン・モア・ヌーク (新潮文庫) 作者:太洋, 藤井 発売日: 2020/01/29 メディア: 文庫 以下の文は、仕事で学生さんに見せるレポート例として書いたものなのだが、記録としてこちらにも載せておく。 あらすじ 2015年から2017年にかけて、…

『宇宙消失』を読んだ

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グレッグ・イーガンの長編はまだこれで3冊目なんだけど、毎回予期していなかった場所に連れて行かれてそこからさらにぶんぶん振り回されるような気分になる。結構疲れてしまうので、読み始めるときはちょっと気合が必要なんだけど、久しぶりに違う世界にふっ…

『フランケンシュタイン』を読んだ

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未読だったSFの古典的名著。本屋さんをふらふらしていたときに見かけて購入。 フランケンシュタイン (新潮文庫) 作者: メアリーシェリー,Mary Shelley,芹澤恵 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2014/12/22 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (5件) を見る…

『シンドローム』を読んだ

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読書漫画『バーナード嬢曰く。』の中のSF好き読書家キャラ、神林しおりが漫画の中で薦めていた『シンドローム』が文庫化されるという情報をツイッターで得て、本屋で探して即購入。 シンドローム(キノブックス文庫) 作者: 佐藤哲也,森見登美彦(解説) 出版社/…

『破滅の王』を読んだ

先日徘徊していた本屋で見つけ、作家名と帯のあらすじに惹かれて購入。直感通り面白くて一気に読んだ。 破滅の王 作者: 上田早夕里 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2017/11/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (7件) を見る 「上田早夕里」の名前は…

『know』を読んだ

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『[映]アムリタ』から『2』へと続く一連の作品を読んで以来、すっかり野崎まどの魅力にとりつかれてしまった。 know (ハヤカワ文庫JA) 作者: 野崎まど,シライシユウコ 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2013/07/24 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (4…

『2』を読んだ

2 (メディアワークス文庫) 作者: 野崎まど 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス 発売日: 2012/08/25 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 64回 この商品を含むブログ (36件) を見る いや予想を上回る衝撃でした。感想なんて何を書けばよいのやら。 『…

『舞面真面とお面の女』『パーフェクトフレンド』を読んだ

引き続き、野崎まど5部作。 舞面真面とお面の女 (メディアワークス文庫) 作者: 野崎まど 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス 発売日: 2010/04/24 メディア: 文庫 購入: 4人 クリック: 50回 この商品を含むブログ (43件) を見る パーフェクトフレンド…

『死なない生徒殺人事件』『小説家の作り方』を読んだ

野崎まどの『2』を読む前に五部作を読もうシリーズ第二弾。実際には『[映]アムリタ』の次は『舞面真面とお面の女』なのだが、生協で注文したところ最初に届いたのがこちらの『死なない生徒』と『小説家の作り方』だったので先に読んでしまう。 死なない生…

『[映]アムリタ』を読んだ

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この前読んだ『バーナード嬢曰く。』の4巻で、野崎まどの『2』の前に読むべき作品として紹介されていた5部作、その最初の作品がこの『[映]アムリタ』。野崎まどの処女作でもあるのかな? [映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1) 作者: 野崎まど,森井…

『紙の動物園』を読んだ

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昨年文庫化され、ピースの又吉絶賛とかで話題になっていたケン・リュウの傑作短編集の1。昨年買ってしばらく積んであったのを読んだ。 紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1) 作者: ケンリュウ,伊藤彰剛,古沢嘉通 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2017/04…

『グラン・ヴァカンス 廃園の天使I』を読んだ

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久しぶりのSFは、しばらく前に買ってあった飛浩隆のこれ。 グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 飛浩隆 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2006/09/01 メディア: 文庫 購入: 32人 クリック: 186回 この商品を含むブログ (177件) を…